育児をしていると、子育てってこれで合ってるのかな?もっと教育をした方が良いのかな?と思うこと、ありませんか?
私はよくあります。
澤口先生の「やる気脳を育てる」では、そんな悩みを持っている方に、わかりやすい道標を教えてくれています。
具体的な習い事の内容も書かれていますが、習い事以外でもおうちでできることも紹介されています。
将来自分で自分でやる気スイッチを押せる子に育つにはどうすれば良いのか、今日からできる簡単な方法があります!
読もうと思ったキッカケ
好きなインスタグラマーさんがワーキングメモリーの大事さを言われていて、この本を紹介されていました。
ワーキングメモリーというワードを聞いたことがなかったのと、そのインスタグラマーさんは幼稚園児のお子さんにKUMONを習わせる=ワーキングメモリーとお話していたのでどういうことか気になり調べてみることにしました。
勉強になったところベスト3
乳児期には、母子密着型育児をしていれば、それだけで十分
乳児期には脳が特殊な機能をしています。
家族が話しかけたり、散歩に出かけて外の音を聞かせるだけで十分。
意識的な英才教育は必要ないのです。
8歳まではとにかくほめてあげること
やる気脳を育てるために繰り返し効果というものがあります。
努力をする→達成感/褒められる→ドーパミンが出てやる気になる
これを繰り返し行っていくと、自分で「頑張ると褒められる」という予測が出来るようになり、自然とドーパミン=やる気が出るようになります。
子どもにいちばん必要な能力=ワーキングメモリー
少し難しいのですが、膨大な情報(記憶)の中から、状況に応じて必要な情報を選択、操作し適切な行動や判断を行う能力のことです。
勉強を行うのに必要な基本的な能力で、この能力を8歳までに育てておきます。
するとそれ以降の勉強では知識を入れていくことに重きをおいていけば良いのです。
どんな人におすすめか
・乳児期、幼児期の育児に悩んでいる方
・幼児期の習い事に悩んでいる方
・大きくなった時により苦労しない子に育って欲しいと思ってる方
著者のプロフィール
澤口俊之
1959年東京都生まれ。2011年から武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部教授兼任。専門は認知脳科学、霊長類学で、前頭連合野(前頭前野)を中心に研究。テレビのバラエティ番組では、科学的コメントを絶妙のタイミングで発言する科学者として人気に
口コミ
ネガティブな口コミ
本書の著者は叱らない子育てを批判していますが、叱らない子育ての本質を知らないか、歪めてとらえているように思います
そのように書かれていましたが、澤口先生の周りには叱らない子育ての本質を実践されている方がたくさんいらっしゃるように感じました。
ポジティブな口コミ
初めての子育てにおいて、しつけなどをどのタイミングでどのようにしていけばいいのかと随分悩みながら子育てをしてきました。幼児期からの英才教育教育は必要なのかなど…しかしこの本には勇気づけられました。
いつから「教育」をすればいいのか、どのような考え方で子供を育てていけばいいのか、子供にとって大事な時期はいつかが書かれています。自分の子供を育てるのに重要な一冊だと思いました。
まとめ
本書を読むと、やる気のない子供とは褒めないで育てるとそうなってしまうんだなと感じました。
読了後は意識的に子どもを褒めたり、ありがとうとお礼を言うようにしています。
また、著者の澤口先生はとても子ども達を大事に考えている方なんだと随所から感じ取れました。
冒頭で馴染みのない英単語が並んでいるため、読み始めは若干苦労しました。
読み進めると教育に関する様々な事柄が医学的なエビデンスを元に書かれているため説得力もあり、とても参考になりました。
乳児期、幼児を子育て中のパパママ世代の方や祖父母の方におすすめできる1冊です。
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