2022年8月30日に現在発達中の台風11号の近くに、新たな熱帯低気圧が発生しました。
今後台風に発達する見込みもあり、そうなった場合には台風12号となりダブル台風ということになります。
進路は沖縄方面へ向かう可能性があり、今後台風11号と台風12号が合体するのか?気になるところです。
ダブル台風は合体する可能性はあるのか?合体ではなく取り込まれた場合はどうなるのか?調査しました。
ダブル台風合体の可能性は?
ダブル台風が発生するとそれぞれに複雑な動きをするため、影響が大きくなる可能性はありますが、合体することはありません。
藤原の効果と呼ばれる現象が起きることで、台風が合体することはありません。
合体することはありませんが、藤原の効果以外でも威力の弱い方の台風が取り込まれるパターンもあります。
台風は合体しないらしいよ#ダブル台風 pic.twitter.com/cAq7IRsZPT
— 京香 (@KYOUKA_PSO) October 20, 2019
藤原の効果とは6種類あります。
- 相寄り型
弱い方の熱帯低気圧が接近しながら急激に弱まり、強い方の熱帯低気圧に取り込まれる。
- 指向型
片方の熱帯低気圧だけが干渉を受けて、もう片方の熱帯低気圧の回りを移動していく。
- 追従型
片方の熱帯低気圧が移動。その後ろをもう片方の熱帯低気圧が追いかけていく。
- 時間待ち型
東側の熱帯低気圧が北上。その熱帯低気圧が去ってから、西側の熱帯低気圧が北上。
- 同行型
2つの熱帯低気圧が並行して移動する。
- 離反型
東側の熱帯低気圧が加速して北東へ移動。西側の熱帯低気圧が減速しながら西へ移動することで、それぞれ反対の方向へ進んでいく。
ダブル台風取り込まれた場合の威力は?
ダブル台風が合体することはありませんが、弱い方の台風が取り込まれることはあります。
ただし取り込まれたからといって、台風の威力が2倍になるということはなく、また取り込んだことにより既存の台風よりも大きくなることもないそうです。
威力の強い台風が取り込む形となるため、その台風がまだ発達を続ける段階であれば台風自体が大きくなる可能性はあります。
どちらにしろダブル台風の場合は影響や進路に十分注意が必要になります。
過去のダブル台風による影響は?
一番新しいダブル台風の影響ですと2021年の7月に発生した台風6号と7号になります。
この時のダブル台風は日本への影響はあまりなく、中国方面へ進むも大きく発達せずに熱帯低気圧に変わっています。
ちなみに同年8月にはトリプル台風が発生し、九州地方に上陸。さらにその数日後には線状降水帯も発生し九州は大きな被害が発生しています。
ダブル台風合体の可能性は?取り込まれた場合の威力は?まとめ
- ダブル台風が合体する可能性はありません。
- ただし弱い方の台風が取り込まれる可能性はあります。
- 取り込まれた場合威力がその分増えるということはありません。
台風の発達には十分注意をして対策をしておきましょう!
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