エリザベートのトート最後の表情とキスの解釈は?実在していた?

エリザベート

エリザベートのトート最後の表情とキスの解釈は?実在していたのかが気になります。

大人気ミュージカル「エリザベート」、2020年に全公演がコロナ禍で中止になったこともあって、二年ぶりに行われている現在のツアーは、残すところ名古屋・大阪・福岡の地方公演となりました。

”Der Tod”___トートは物語とエリザベートの人生をけん引する主要キャラです。

エリザベートのトート最後の表情とキスの解釈は?実在していたのか、を調べてみました。

エリザベートのトート最後の表情とキスの解釈

エリザベートに恋をした黄泉の帝王トート。

彼は思い続けたエリザベートがテロリストのルイジ・ルキーニに刺されたことでようやく彼女を抱きしめることができました。

トートはそれまでエリザベートの人生に関わった大切な人の死にも影響を及ぼしてきましたが、ある時にはエリザベートに拒絶され、またある時には殺して欲しいと懇願されて突き放したという経緯があったのです。

長い旅の末にエリザベートが凶刃に倒れ、ようやくその人生を全うした時、トートは彼女を迎え入れ、そしてエリザベートも現世の全てから解き放たれてトートの腕の中で息絶えたのです。

美しいキスと抱擁

最期に残されたエリザベートの生気を吸いつくすかのような濃厚なくちづけのあと、横たえられた彼女の傍で、トートは虚無と言うにふさわしい表情を浮かべていました。

ようやく彼女を手に入れた喜びや安堵はそこにはなく、呆然としているかのようにも見えます。

宝塚版ではエリザベートとトートが愛し合って手に手を取って二人で黄泉の世界に旅立つ結末ですが(ハッピーエンド?)。

ウィーン版ではエリザベートはその最期になっても「私は私だけのもの」と歌い上げ、トートの「お前は俺のもの」という想いとはかみ合わず、キスの後に崩れ落ちるエリザベートに彼は呆然としていました。

東宝版は、宝塚で初めて日本にエリザベートを上演した小池修一郎先生の演出ですが、彼が初めて見たのはウィーン版でしたから、その両方の折衷なのでは、と感じました。

虚無の表情___それは、トートがエリザベートに恋をして、本来死すべきだった少女の頃に現世に戻してしまってから長い時を経て、ようやく手に入れたのに、これで本当に良かったのか?と自問しているかのようでもあります。

エリザベートのトートは実在していた?

トートの正体は一体何___そしてトートは実在するのか?!

そんな疑問を持つ方も少なくないはず。

物語の中では”黄泉の帝王トート閣下”と紹介され、死の淵に立った少女エリザベートの「私を返して!」という願いを聞き届けて現世へと戻した彼。

しかしその瞬間にエリザベートに心を奪われたトートは、皇帝フランツ・ヨーゼフの妃となったエリザベートに執着し、彼女の愛を得るために長い間傍にい続けたのです。

トートとは、ドイツ語の”Der Tod”、『死』を意味します。

つまり『死を司る者』___死神

一説によると、「エリザベート」が日本で初演された宝塚では作品のなかで”死”という直接的な言葉を使わないので、黄泉の国、黄泉の帝王という表現に変えられたのだとか。

本来であれば、物語冒頭で木から落ちて命を落とすところだったエリザベートに魅入られて、彼女を黄泉の国から現世に戻してしまったトート。

その瞬間から彼はエリザベートに執着して、彼女を手に入れるために人間界に関与していき、その人生に影響を与え続けていったのです。

逆に、トートは、エリザベートが自由解放安息、そして最後にを望んだことから出現した幻である、という解釈もあるそうです。

エリザベートの心に共鳴し、彼女が望むものを与えようとするトート。

幻想的なまでに美しい姿で現れるのは、実在しない”人ならぬものだからこそなのかもしれません。

また、エリザベートが生きた時代のオーストリアは史上稀にみる多様な文化の爛熟期であり、それらを総称して「世紀末ウィーン」と呼ばれていました。

文学や美術など、さまざまな作品が残されていますが、その一つの特徴が厭世感や死を扱うテーマが多いこと。

トートの存在は作品のそういう時代背景を象徴しているのかもしれません。

エリザベートについて詳しく書かれたアニバーサリーファンブックも出てますよ。

こちらは売り切れになっていたものが最近再販されました^^

気になる方はまた売り切れとなる前に手に取ってくださいね。

エリザベートのトート最後の表情とキスの解釈は?実在していた?まとめ

・トートのエリザベートへの最後のキスは彼女の生気を吸いつくすくちづけでした。

・東宝版では、ラストのトートの表情は呆然としているかのように見えます。

・黄泉の帝王”トート”は実在しない”人ならぬもの”___死神です。

・トートはエリザベートが生きた時代のウィーンを象徴している存在なのかもしれません。

トート役歴代キャストについてはこちら >> エリザベートのトート役歴代キャストは?歌唱力や比較ランキングも!

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