エリザベートのルドルフ歴代キャストは誰?京本大我や古川雄大の評判が気になります。
大人気のミュージカル『エリザベート』で、若手ミュージカル俳優の登竜門として知られているキャラクター・ルドルフ皇太子___。
ヒロイン・エリザベートの息子として登場し、その絶命のシーン”マイヤーリンク”は物語のクライマックスの一つになっています。
そんなルドルフ皇太子の歴代キャストと、伝説的に美しかったと評判の京本大我さん、古川雄大さんの共演についてまとめました!
「エリザベート」のルドルフ歴代キャスト一覧
井上芳雄(2000年、2001年、2005年)
記念すべき初演で抜擢されたのは当時東京藝術大学の学生だった井上芳雄さん。
ミュージカル界の元祖&永久プリンスとして君臨しています。
2015年以降、黄泉の帝王トートとして復帰されました。
浦井健治(2004年、2005年、2006年、2008~2009年、2010年)
もっとも長期に渡って初期ルドルフを演じた浦井健司さんは「仮面ライダークウガ」のラスボス、ン・ダグバ・ゼバ役でデビュー。
トリプルキャストで初代ルドルフを演じた井上芳雄さん、のちにルキーニ役、トート役で参加している山崎育三郎さんとユニット”Stars”を結成しました。
パク・トンハ(2004年、2005年、2006年)
韓国出身のパク・トンハ(朴 東河)さんは子役時代から数々のミュージカルに出演し、来日後に劇団四季を経て東宝芸能に所属してエリザベートに出演しました。
同時期にNHK教育の韓国語講座パーソナリティを務め、2010年からは韓国で活動しています。
伊礼彼方(2008~2009年、2010年)
ミュージカル歴は「テニスの王子様」から始まった伊礼彼方さん。
ルドルフ後には数々の名作ミュージカル作品に参加し、「レ・ミゼラブル」のジャベールや「ミス・サイゴン」のエンジニアといった大役で確固たるポジションを築いています。
田代万里生(2010年)
東京藝術大学在学中にはオペラデビューしていた田代万里生さん。
父親がテノール歌手の田代誠さん、母親がピアノ講師という生まれ育ちで絶対音感を培った音楽家です。
2015年からはルドルフの父である皇帝フランツ・ヨーゼフとして参加しています。
大野拓朗(2012年)
俳優デビューの二年後にルドルフとしてミュージカル初参加となった大野拓朗さん。
大河ドラマ『花燃ゆ』『西郷どん』、朝ドラ『とと姉ちゃん』『わろてんか』などにも出演、活躍の幅をひろげています。
2023年には「進撃の巨人」-the Musical-でエルヴィン・スミス役で出演予定です。
平方元基(2012年)
ミュージカルデビューは2011年の「ロミオ&ジュリエット」のティボルト役だった平方元基さん。
ルドルフ以降は「マイ・フェア・レディ」や「レディ・ベス」、「王家の紋章」などの大作に出演し、2019年にはルドルフの父である皇帝フランツ・ヨーゼフとして参加しています。
古川雄大(2012年、2015年、2016年)
中学からジャズダンス、その後クラシックバレエを習ってツアーダンサー、テーマパークのダンサーを経験したあとミュージカル「テニスの王子様」に6年関わってきた古川雄大さん。
その美貌と、長い手足を存分に活かしたダンス、優れた歌唱力で歴代で最も美麗なルドルフという評判を残しました。
2019年からは黄泉の帝王トートとして復帰されています。
京本大我(2015年、2016年、2019年)
ジャニーズで初めての、そして20歳で史上最も若いルドルフに選ばれたのが現在Six TONESで活躍中の京本大我さんです。
その初演時に演出家の小池修一郎先生に相当しごかれ、しかし「君はミュージカルを続けた方が良い」との言葉を頂き、現在は数々の舞台作品を経て「ニュージーズ」で主演を務めるまでになりました。
Six TONESを結成するまでルドルフとして出演していましたが、ファンの多くはいつかトート役で復活されることを願っています。
三浦涼介(2019年、2020年(全公演中止))
中性的で美しい容姿が際立つチャーミングな三浦涼介さん。
「仮面ライダーオーズ」のアンク役で広く知られるようになった彼が参加したエリザベートは2019年、京本大我さん、木村達成さんとのトリプルキャストでした。
その透明感のある存在感で独自の”マイヤーリンク”のシーンを構築し、翌2020年にはシングルキャストとしてルドルフを務めることになっていましたが、残念ながらコロナ禍で全公演中止___その一報を稽古場で聞いた時には泣き崩れたという話を小池修一郎先生が残しています。
いつかまたルドルフか…それともトートか…復活して「エリザベート」の舞台で彼を見られると良いですね。
木村達成(2019年)
ミュージカル「テニスの王子様」に2012年~2017年に、2018年には「ラ・カージュ・オ・フォール」で大作に出演したのを経てルドルフ役を掴んだ木村達成さん。
後にミュージカル「四月は君の嘘」や「ジャック・ザ・リッパー」などで主演を務め、大河ドラマ「青天を衝け」にも幕末の志士・中村三平役で出演されました。
共演者の皆さまに「人懐っこく憎めないキャラで甘えん坊」、「真面目でありつつも破天荒」と様々に評される元気な役者さんです。
甲斐翔真(2022年)
2016年に「仮面ライダーエグゼイド」でパラド(仮面ライダーパラドクス)役でテレビドラマデビューした甲斐翔真さん。
ドラマ・映画に出演する一方で2020年「デスノートTHE MUSICAL(主演・夜神月に村井良太とのダブルキャスト)」、「RENT」などに出演。
2021年には東宝「マリー・アントワネット」にフェルゼン伯爵役で出演し、今回エリザベート(母)役の花總まりさんの”恋人”を演じ、フランツ・ヨーゼフ(父)役の田代万里生さんとダブルキャストを務めていました。
立石俊樹(2022年)
東京消防庁の消防士という意外な経歴を持つ立石俊樹さん。
2017年~2020年ミュージカル「テニスの王子様」や2021年「黒執事~寄宿学校の秘密~(主演)」などを経てルドルフになりました。「黒執事」のセバスチャン・ミカエリス役は古川雄大さんの当たり役として知られており、この路線から将来トート役にならないか、と期待する声もあるそうです。
立石俊樹さんのプロフィールはこちら。
古川雄大さんと京本大我さんについて…
2015年、2016年でダブルキャストで皇太子ルドルフを演じていた古川雄大さんと京本大我さん。
あまりに美しいお二人に、ファンは「どちらのルドルフも選べない!」と悩み、ただでさえチケット争奪戦の倍率が激化したのは言うまでもありません。
そんな二年を経て、状況が変わったのは2019年の公演でした。
古川雄大さんがルドルフを卒業し、黄泉の帝王トート(井上芳雄さんとダブルキャスト)としてデビューしたのです。
その年トリプルキャストだった三浦涼介さん、木村達成さんそれぞれに素晴らしかったですが、ことに古川トートと京本ルドルフのマイヤーリンクが素晴らしく、今でも伝説的に語り継がれています。
しかし、ここで残念なのが京本大我さんがジャニーズ事務所に所属しているということでした。
肖像権に対して恐らく日本で一番厳格な管理を課しているジャニーズ事務所なので、京本さんのルドルフの動画が東宝公式では一切残されていないのです。
毎年のプロモーション動画、初日・千秋楽のカーテンコールなど、彼がいたはずのところがカメラワークで切り取られ、姿が全く残されていません。
当時唯一販売された2016年版のDVD、Blu-rayでも、古川雄大さんがルドルフを演じている回で撮影されています。
まるで幻の”マイヤーリンク”___その公演を見られたファンの記憶にしか残っていないその姿…実に勿体ないですね。
たまたまテレビで披露されたルドフルのナンバー「闇が広がる」を歌う京本さんの美しい歌と姿です。
こちらは今年版のプロモーションです。古川雄大さんの美しいトートの姿が残されています。
京本さんはSix TONESの活動が始まってからはオーディションを受けておらず、彼のルドフルは幻になってしまいましたが…。
ファンの多くは、京本大我さんにいつかルドルフか、または”黄泉の帝王トート”として「エリザベート」に復帰してもらえたら…そして古川トートとダブルキャストになって欲しい、と願っています。
エリザベートのルドルフ歴代キャストは誰?京本大我や古川雄大の評判もまとめ
・2000年の初演から、井上芳雄さん以来総勢13人のルドルフ皇太子がいます。
・京本大我さんと古川雄大さんがダブルキャストでルドルフ皇太子を演じていたのは2015年、2016年です。
・京本大我さんのルドルフ皇太子と古川雄大さんのトートが共演したのは2019年でした。
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