『渇水』原作のネタバレありで結末がどうなったのか、あらすじも気になりますよね。
『渇水』が2022年に公開予定であると発表がありましたね!
主演の生田斗真さんが料金徴収するために家々を回る水道局の職員・岩切俊作を演じます。
『渇水』原作のネタバレありで結末がどうなったのか、あらすじについても調査しました!
渇水 原作あらすじは?
立川市元職員である河林満さんの名著「 #渇水 」が、#生田斗真 さん主演で2022年に映画公開されることになりました。 https://t.co/xT1VphEqua
— 東京都立川市 (@tachikawa_tokyo) November 24, 2021
岩切俊作は36歳、S市役所・水道局職員です。
彼は水道料金を滞納している市内の家々を回って料金を徴収したり、そのための書類を作ったり、払われない場合には”停水執行(ていすいしっこう、水道を停めること)”を行うことが主な仕事でした。
彼には妻と、来年小学校に上がる幼い娘がいましたが、二人は家を出てしまい、もう二週間も戻ってきていなかったのです。
ある日、三年もの間、水道料金の滞納を続けていた小出という家を訪れると、そこに小学校三年生の久美子と姉の五年生の恵子が帰ってきました。
その家はこれまでに度々停水予告をしてきたにもかかわらず、一向に支払われる気配がなかったのです。
岩切たちは何度訪れても世帯主にもその妻にも会うことができずにいました。
岩切は、姉妹に水道を停める前にバケツや洗面器に水を貯めておくようにと指示しました。
停水の処理をしたあとで、岩切は相棒の木田と一緒に姉妹にアイスキャンディを渡して、その母親が戻るのを待ちましたが、戻ってこず。
そして父親もこの数か月見かけないという話だったのです。
猛暑が続く中で、水道の状況はますます悪くなり、給水制限が出される中で、岩切たちは毎日停水執行を続けました。
場合によっては住人に反発されたり逆切れされることもある中で、それでも岩切は淡々と仕事をこなしていたのです。
渇水 原作ネタバレ結末は?
東京新聞夕刊に川村湊さんが河林満について書いてると思ったら、未刊行の遺作集が出たり、「渇水」も文庫化されるらしい。映画化もだって。生前は恵まれない作家だった。 pic.twitter.com/WWRNyNCN8J
— 愚銀 (@kghgugin) February 7, 2022
小出家を訪れた翌日、岩切と木田は二人で滝を見に行きました。そこは夏休みということもあって家族連れが多く、妻が連れて行ってしまった娘のことや、停水執行した小出家の姉妹たちのことを思い出していました。
二人は、母親からネグレクトされているようで、岩切は心配していたのです。
彼は木田と二人で酒を飲み、東京中の水を停めて総理大臣に「水と空気をタダにしろ!」と迫る妄想をしていたのでした。
週明け、出勤したとたんに岩切は上司に呼ばれました。
そこには刑事たちが来ていたのです。岩切は「金曜日に小出家の水道を止めたのか」と問われ、「止めた」と答えました。
すると刑事は思いもよらないことを話したのです。
日曜日の朝早くに、小出家の久美子と恵子の姉妹が亡くなったというのです。
二人は線路に寝転んでいて電車にはねられ、久美子は即死で、恵子はその風圧に跳ね飛ばされて重体でした。
事故ではなく、自殺だろうと。
岩切は、小出家が過去三年間水道料金を滞納していた事実を告げましたが、「無理に止めたんじゃないんだろう」と言われてしまい、返す言葉がありません。
そして刑事は彼に椅子を勧めて「それで、いろいろお聞きしたいことがあるんですが」と言うのでした。
映画渇水原作あらすじは?ネタバレ結末生田斗真と保護した姉妹はどうなる?まとめ
・岩切俊作は36歳、S市役所・水道局職員です。
・金曜日、岩切は停水執行のため訪れた小出家で、小学生の久美子と恵子の姉妹に会いました。
・日曜の早朝、岩切は小出姉妹が電車に跳ねられ、自殺を図ったと告げられたのです。
原作『渇水』は2008年に亡くなった河林満氏の短編集で、初版は1990年。
救いのない物語ですが、むしろ今の時代に通じる社会情勢がくみ取れる問題作です。
それを白石和彌監督と生田斗真さんがどのように実写化するか、大変興味深いですね。
残念ながら現在は電子書籍化されておらず、紙の書籍も入手は困難です。
文庫化の情報もありますが、まだ出版には至っていないようです。
興味のある方は図書館などで探してみてくださいね。
「彼らが本気で編むときは、」は桐谷健太さんの彼女役を生田斗真さんが演じているのですが、立ち振る舞いや仕草も女性的でとてもキレイなんですよ。
演技派の生田斗真さんの新しい一面が見れるので「彼らが本気で編むときは、」おすすめです(*^^*)
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