大谷選手がメジャーリーグ(MLB)のエンジェルスと来季43億4000万という大幅に増額で契約したと話題ですね。
年俸調停権の関係で増額するだろうという話は以前から言われていましたが、今回は年俸調停権回避の上でも今季より大きく上回った金額での契約となりました。
野球にあまり詳しくない方は年棒調停権って何?と疑問に思いますよね。
野球の予備知識があまりない筆者が、初心者にもわかりやすいようにご紹介します。
年俸調停権とは?
年俸調停権とは簡単に言うと、選手と球団側の年俸の相談時に折り合いがつかなかった場合に使う制度です。
間に年俸調停委員会が入り、選手と球団両方の考えを聞いた上で年俸額を決定します。
詳しい説明は日本プロ野球選手会で以下のように解説されていました。
毎年オフに行われる選手と球団との契約更改で、条件が折り合えない場合、選手や球団が取ることができる方法に、年俸調停制度(正式には、参稼報酬調停制度といいます)というものがあります。
日本プロ野球選手会
年俸調停制度は、年俸調停委員会が、選手、球団双方の言い分を聞き、年俸額を決定し、その年俸額で、次年度の契約が決まる制度です。したがって、自分の成績からみて、球団の提示額に不満がある選手は、この年俸調停制度を利用することができます。
つまり年俸調停権とは、選手と球団側の年俸の相談で揉めた場合に使う制度ということになりますね。
大谷は年俸調停回避でも増額の理由は?
エンゼルスの大谷選手は、年俸調停を回避しても43億4000万円と大幅に契約金額が増額しています。
- 前季(2021年):4億3400万円
- 今季(2022年):7億9600万円
- 来季(2023年):43億4000万円
年俸調停権回避ということは、大谷選手側とエンジェルス側で金額で揉めずに話がまとまったということになりますね。
大谷選手は金額よりも挑戦したいという気持ちで、格安でもメジャーへ挑戦されています。
そのことからも大谷選手は金額というよりも、エンジェルスで選手として引き続き来季も活躍したいという気持ちが強かったのではないでしょうか。
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