映画正欲原作あらすじは?ネタバレ結末ガッキーと稲垣吾郎の接点は?
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映画『正欲』原作のネタバレありで結末がどうなったのか、あらすじも気になりますよね。
『正欲』が2023年に公開予定と発表があり、新垣結衣さんが独立後初出演作で話題となってますね!
原作は朝井リョウさんの作家生活10年目の節目に書かれた作品で、稲垣吾郎さんと新垣結衣さんがダブル主演という豪華な布陣です。
特殊な”性癖”を持つ人々を通して「生きていく意味」を問う”問題作”です。
『正欲』原作のネタバレありで結末がどうなったのか、あらすじについても調査しました!
稲垣吾郎さんの出演作「きれいのくに」は
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正欲 原作あらすじは?
寺井啓喜(稲垣吾郎)は横浜地方検察庁に勤務する検察官です。マイホームを建て、家族仲良く…一見幸せそうな暮らしをしていた彼ですが、実は小学生の息子が不登校で、彼が外の世界から隔絶されてしまうのでは、と恐れていました。
一方、桐生夏月(新垣結衣)は地元の広島のショッピングモールで寝具店の店員として働いています。彼女は、周囲には理解されがたいある性癖を隠して静かに暮らしていたのです。
それは「噴出する水を見て快感を覚える」というものでした。夏月はふとしたきっかけで、自分と同じ性癖を持つ佐々木佳道や諸橋大也と知り合い、SNSでつながりを持つようになりました。
彼らは男性や女性といった存在に欲情することはなく、ただ”水”に対してのみ興奮するという人々だったのです。
人生で初めて、これまで隠し続けてきたその性癖を理解しあえる人たちと出会ったことで、彼らは一つのイベントを企画しました。
休日の公園で、水鉄砲や風船を使って、自分たちが”興奮する最高の映像”を撮影しよう!というのです。
ただそれだけのはず、だったのに___事態は思わぬ方向に転がっていきました。
夏月たちが楽しく水で遊んでいると、そこには子供たちが集まってきてしまったのです。
そして撮影していた映像にはその子たちが映りこんでいました。
それが思わぬ事態を引き起こすことになるのです。
正欲 原作ネタバレ結末は?
公園で撮影していた水遊びの映像のなかで、幼い子供たちが裸になった姿が映りこんでいたことから、夏月たちは”児童ポルノ事件”の容疑者として逮捕されてしまいました。
彼らが興味を持っていたのは蛇口から噴き出す”水”だけで、同じ場所にいたとしても子供たちの裸には何の興味もなかったのに…。
周囲はその”性癖”を理解することはなく、ただただ彼らに対する厳しい非難の声ばかりが巻き起こっていきました。
そして、逮捕された夏月を担当した検事が寺井だったのです。
他者から理解されることが全くないともいえる夏月たちの”性癖”は、完全なマイノリティとして孤立していきました。
そして社会から排除されてしまうのです。
検事の寺井は夏月の言葉に違和感を覚えていました。
何が正しくて、何が間違っているのか、彼が確固たる信念としていた正義感に照らし合わせても、判断がつかない局面がやってきます。
多様性という言葉で表される、さまざまな他者への感覚は、対話や理解が難しい対象には適用されないのだという矛盾に、彼は気づいたのです。
自分を「まともな側」だと認識している圧倒的なマジョリティと、異物として排除されていくマイノリティの差に、彼は愕然としていました。
「目的は子供ではなく、水だった」という訴えは世間に伝わることなく、夏月たちは闇に葬られてしまうのです。
正欲 原作ネタバレ結末は?あらすじをわかりやすく解説!まとめ
・寺井啓喜(稲垣吾郎)は横浜地検の検察官でした。
・桐生夏月(新垣結衣)は寝具店で働く女性だが、特殊な性癖を秘めていたのです。
・夏月が同じ性癖を持つ人たちに出会い、公園で撮影をしていたことで”児童ポルノ事件”として逮捕されてしまいました。
・夏月たちの性癖は理解されず、彼女らは社会から排除されてしまいました。
朝井リョウさんは、多様性について「マイノリティ の中の マジョリティ に しか当てはまらない言葉であり、話者が 想像しうる ”自分と違う” にしかむけられていない 言葉」であると語っています。
世界には、自分が想像しえないものがきっと沢山潜んでいるはず___この物語を通して、そんなことに気づけたら、それは幸せなことなのかもしれません。
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